楽天モバイルへ乗り換える前に、料金だけでなく、普段使う場所の電波やRakuten Linkの使い方、手持ちのスマホが対応しているかも調べておきましょう。月額料金が下がっても、毎日使う場所で通信しにくかったり、電話の使い方が合わなかったりすると、不便を感じることがあります。
必要な場所で通信でき、Rakuten Linkを使い分けられる方には、データを多く使える料金体系が魅力です。普段の使い方と照らし合わせて、気になるデメリットがないかを見ていきましょう。
- 自宅・職場・通勤経路で使えるかは、エリアマップだけでは判断しきれない
- 国内通話無料はRakuten Linkの対象通話。標準の電話アプリや一部番号は料金が異なる
- 最低料金・段階制の料金・乗り換えに伴う追加費用を、今の請求と同じ条件で比較する
通常のRakuten最強プランで気になる点は、大きく6つあります。自分が毎日使う場面で困りそうなものがないか、料金と合わせて確認してください。
料金は税込です。電波や速度は、利用場所・時間帯・端末によって異なります。以下の説明は、各地域の速度や通話品質を実測した結果ではありません。

料金が安くても、普段使う場所で困ると続けにくいよ。自宅や職場の電波と、電話の使い方を乗り換える前に確かめておこう。
仕事の通話・低容量・古い端末が中心の人は、乗り換え前に条件を確認

次の表に当てはまる方は、必要な通話やサービスを使えるかまで調べてから申し込みましょう。
| 使い方・希望 | 先に確認したいこと |
|---|---|
| 仕事の電話を1回も逃したくない | 勤務先や移動中の通信環境、着信・発信、困ったときに使える別の連絡手段 |
| 標準の電話アプリだけで通話したい | Rakuten Linkを使わない場合の通話料と、有料通話オプションを含めた総額 |
| 月の通信量が少なく、予算を固定したい | 最低料金が今より下がるか、3GBを少し超える月の料金も許容できるか |
| 古い端末や海外購入端末をそのまま使いたい | 機種名だけでなく、型番・販売元・ソフトウェア・SIM方式の対応状況 |
| 今のメールや割引をそのまま残したい | メール持ち運びの料金・期限と、乗り換えで終了する割引・サービス |
表に当てはまっても、使い方次第で選択肢になります。たとえば標準の電話アプリを使いたい方も、有料オプションを付けて今より安くなるなら検討できるでしょう。必要な機能を含めた総額で比べてください。
楽天モバイルのデメリット6つと、乗り換え前の確認方法
1.エリア内でも、屋内・地下・混雑時に使いにくい場合がある
楽天モバイルのサービスエリア内でも、建物の中、地下、トンネルなどでは、電波や通信速度が変わります。エリアマップは計算に基づいて作られているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
通信はベストエフォート方式なので、データ無制限でも、常に同じ速度で使えるとは限りません。混雑や端末の影響は他社回線にもあります。楽天モバイルでも、自分が普段使う場所で支障なく通信できるかを調べましょう。
自宅の住所がエリア内かだけでなく、よく使う部屋・職場・通勤経路まで見ておきましょう。屋外では使えても、長く過ごす部屋で通信しにくければ、日常の使い勝手に影響します。
口コミを参考にするなら、市区町村名に加え、測定日・端末・屋内外・時間帯が分かるものを選んでください。別の場所での「つながらない」という声や高速な測定結果が、自分の環境にも当てはまるとは限りません。

仕事部屋や職場など、使えないと困る場所を先に挙げてみよう。エリアマップと、その場所での使い勝手を合わせて判断してね。
2.国内通話無料を使うには、Rakuten Linkの使い分けが必要
楽天モバイルの国内通話無料は、Rakuten Linkで発信する対象の通話に適用されます。有料オプションなどを利用していない場合、OS標準の電話アプリからの通常の国内通話は30秒22円です。
標準の電話アプリで、対象となる通常の国内通話を10分かけると440円です。電話をよくかける方ほど、発信に使うアプリで請求額が変わります。
0570から始まるナビダイヤルなどは、Rakuten Linkでも無料通話の対象外です。Rakuten Linkからかけても、有料の番号がある点に注意してください。
iPhoneは、Rakuten Linkを利用していない相手からの電話が標準の電話アプリに着信します。着信履歴からそのまま標準アプリでかけ直すと、発信に通話料がかかる場合があります。Rakuten Linkを使っていない相手へのSMSも標準のメッセージアプリから送るため、送信料がかかるかを見ておきましょう。
標準の電話アプリを中心に使うなら、月額1,100円の「15分(標準)通話かけ放題」などを含めた料金で比較しましょう。かけ放題にも対象外の番号があるため、よく電話する相手が対象かを見てください。
3.SIMフリーでも、すべての端末で同じように使えるわけではない
SIMフリーのスマホでも、楽天モバイルで使えるとは限りません。同じシリーズでも機種や販売元によって、対応する機能や動作確認の状況が異なります。
対応表では、データ通信だけでなく、音声通話・SMS・eSIMなど、使いたい機能を見てください。海外購入品は同じ機種名でも仕様が違い、利用できない場合があります。
公式の対応製品ページには、楽天モバイルで購入した製品以外は動作保証の対象外であることや、OS更新によって利用できる機能が制限される場合があることも記載されています。
申し込み前に型番と販売元を控え、公式の「楽天モバイルで使えるか調べる」で対応状況を調べてください。必要に応じてSIMロックを解除し、端末に合うSIM方式を選びましょう。
4.少量でも最低料金がかかり、3GB・20GB超で料金が上がる
通常のRakuten最強プランは、月のデータ使用量で料金が変わります。割引前のプラン料金は次のとおりです。
| 月のデータ使用量 | 通常のプラン料金 |
|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 |
| 3GB超〜20GBまで | 2,178円 |
| 20GB超 | 3,278円 |
家族割・年齢別特典・期間限定特典を適用しない料金です。通話料・オプション・各種手数料などは別途。Rakuten最強U-NEXTは別の料金体系です。
ほとんどデータを使わない月でも、通常の最低料金は1,078円です。いま月500円前後などの低容量回線を使っているなら、楽天モバイルへの変更で安くなるとは限りません。
3GB以内に収めるつもりでも、少し超えると2,178円になります。月末に数百MB多く使い、3GBを超えただけでも、料金が1,100円上がる場合があります。
my 楽天モバイルでは使用量を見られますが、特定のデータ量で止める上限設定や、超過前の通知設定はできないと案内されています。3GBに達しても通信は自動で止まらないため、動画やテザリング、アプリ更新の使い方には気を配る必要があります。
初月・解約月も、通常プランは日数ではなくデータ使用量に応じた請求です。月末に1日だけ使う場合も、プラン料金は日割りになりません。
5.メール・割引・端末代は、乗り換えとは別に確認が必要
今の電話番号はMNPで引き継げますが、キャリアメールや契約中の割引が、そのまま楽天モバイルへ移るわけではありません。
たとえばドコモのメールを残すには、月額330円の「ドコモメール持ち運び」へ申し込みます。回線解約後31日以内などの条件があるため、メールを残すか、別のアドレスへ移すかを乗り換え前に決めておきましょう。
家族割や固定回線とのセット割も、乗り換えで対象から外れる場合があります。自分の料金が下がっても、家族全体では節約額が小さくなることがあります。終了する割引がないか、請求明細で調べておきましょう。
さらに、旧回線で購入したスマホの分割残額は、回線を乗り換えても支払いが続きます。回線に付随するオプションも、すべて自動で終了するとは限りません。
楽天のプラン料金に、残る端末代、継続するメール・オプション代、なくなる割引の分を足すと、乗り換え後の負担を比べやすくなります。
6.短期間でも月額料金がかかり、1年以内の解約は最大1,078円
電波が不安なら、いまの番号をすぐMNPせず、新しい番号で楽天モバイルを追加契約して試す方法もあります。ただし、無料のお試しではなく、プラン料金や手数料がかかる契約です。
通常のRakuten最強プランでは、回線利用開始から1年以内の解約は、各種割引などに応じて最大1,078円の解約事務手数料がかかります。初期契約解除などの例外はありますが、いつ解約しても手数料が0円になるわけではありません。
| 確認する費用 | 通常プランの主な条件 |
|---|---|
| 利用月のプラン料金 | 使用量に応じて発生。 割引前は3GBまで1,078円で、日割りではない |
| 1年以内の解約事務手数料 | 最大1,078円。 割引・プログラムにより異なり、例外もある |
| 契約事務手数料 | 原則0円。 ただし同一名義で累計5回線目以降の契約には1回線3,850円 |
| SIMの交換・再発行 | SIMカードは3,300円、eSIMは0円。 契約時のSIM種別とは分けて確認 |
例として、割引なしで同じ月に契約・解約し、使用量が3GB以下で解約事務手数料1,078円が適用される場合、プラン料金と解約事務手数料だけで合計2,156円です。別途、通話料やオプション、該当する契約事務手数料などがかかる場合があります。
累計契約数には、2020年4月8日以降に契約し、すでに解約した回線も含みます。楽天モバイルの契約歴がある場合は、現在の保有数に加え、過去に解約した回線も数えてください。
初回限定の特典を使いたい場合は、先に試すための追加契約をしてもよいか、キャンペーンの条件を読んでおきましょう。いまの番号を移すMNPと、新しい番号の追加契約では、申し込み方が異なります。
生活圏で使えるなら、月20GB超・Link中心の人は検討しやすい
必要な場所で通信でき、端末や通話の条件が合えば、楽天モバイルは候補になります。とくに次のような使い方なら、料金体系のメリットを感じやすいでしょう。
- 毎月20GBを超えて使い、生活圏で通信できることを確認できた人
- Rakuten Linkから対象の国内通話を発信する使い方に対応できる人
- 対応端末を用意でき、料金・データ量・必要なオプションを自分で確認できる人
データをたくさん使う場合も、自宅の固定回線の代わりにできるかは別に考える必要があります。使う部屋や時間帯、接続台数、動画会議などの用途で試してから、固定回線を残すかどうか判断してください。

毎月のデータ量と通話時間をもとに、必要なオプションを足して計算してみよう。自分の使い方でいくらになるかが分かるよ。
乗り換え前に確認したい場所・通話・料金のチェック項目
追加回線などで試せる場合は、普段使う場所と時間帯に合わせると参考になります。試した日付・端末と、何が使えて何が使えなかったかをメモしておくと、後から比べられます。
| 確認する場面 | 見るポイント |
|---|---|
| 自宅のよく使う部屋 | 窓際だけでなく、仕事机や寝室でWeb・動画・通話を使えるか |
| 職場・学校・通勤経路 | 昼休みや通勤時間など、実際に使う時間帯で困らないか |
| 電話の発信・着信 | 標準アプリとRakuten Linkの違いを確認し、必要な相手と会話できるか |
| SMS・認証 | 普段使うサービスの認証SMSを確認できるか。 iPhoneは標準メッセージも見る |
| 1カ月の支払い | データ量、通話料、必要なオプション、引き継ぐメール・端末代を足した総額 |
Wi-Fiにつないだままでは、楽天モバイル回線の通信状態を試せません。Wi-Fiをオフにし、デュアルSIMではデータ通信と通話に使う回線も指定してください。Rakuten Linkは、他社回線を利用する設定では動作保証外とされています。
追加契約に費用や手間をかけたくなければ、まずエリア、端末対応、いまの請求明細から比べましょう。必要な条件が合わなければ、ポイント還元額だけで急いで申し込まず、ほかの回線も検討しましょう。
楽天モバイルのデメリット・乗り換え前によくある質問
- 楽天モバイルへの乗り換えで後悔しないためには、何を確認すればよいですか?
-
生活圏の電波、端末の対応、通話方法と、乗り換え後の総額を比べてください。仕事で使う場所の電波が不安な人、アプリを使い分けたくない人、総額が上がる人は、とくに慎重に考えたいところです。必要な通信と通話ができ、料金も合うなら検討できます。
- プラチナバンドがあれば、屋内でも必ずつながりますか?
-
プラチナバンドに対応していても、必ずつながるとは限りません。建物の構造や地下・屋内の位置によって通信状況は変わります。利用場所のエリアと端末対応を調べ、必要に応じて実際の使い勝手も試してください。
- 海外でもデータ無制限で使えますか?
-
国内と同じ条件ではありません。対応エリアでの海外ローミングは月2GBまでプラン料金に含まれ、超過後は最大128kbpsになります。高速データの追加は1GBあたり500円です。渡航先と端末の対応状況、通話料などは海外ローミングの公式案内で確認してください。
- 楽天モバイルにはメールアドレスがありませんか?
-
通常のRakuten最強プランでは、「楽メール」を利用できます。初期設定が必要で、いまの携帯電話会社のメールアドレスがそのまま移るわけではありません。設定方法などはRakuten Link・楽メールの案内をご覧ください。
毎日使う場所と電話のかけ方に合うかを確認
楽天モバイルが合うかどうかは、普段使う場所と端末、電話のかけ方、乗り換え後の総額で判断しましょう。
- 使いたい場所と端末の対応を確認し、必要な通信・通話ができるか判断する
- 最低料金だけでなく、3GB超・20GB超の料金と通話オプションも含めて比べる
- 旧回線のメール・割引・端末代と、契約・解約時の費用を整理する
普段の通信や通話に支障がなさそうか、今の契約から変わる点を確認してから申し込んでください。キャンペーンを使う場合は、対象条件を読み、指定されたページから手続きを始めます。
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